私の居場所
私はしょうがないという顔で答える。

「ははは、良い顔してるぞ、園。」

それは嫌味にしか感じない反応ですが、福山さん。

私が口を開いて反撃しようとした時、先に福山さんが話し出した。

「俺は思っている以上に、良い方に転んだと思っている。」

そう言って福山さんはニヤリと笑う。

「今日の帰りも頼むぞ。定時に帰れるな。」

福山さんは工場の方を向いた。

一体福山さんは何を言いたいんだろう。

私を困らせる事がそんなに楽しいのかな。

そんな事を思っている私に、福山さんはもう一度振り返った。

「園、今度の休みの件、忘れてないだろうな。」

「忘れて良いなら忘れます。」

私は精一杯嫌味で答えた。

…つもりだった。

そんな事は全く気にかけない福山さんの様子。
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