私の居場所

「園は料理出来るんだって?」

私の車に乗ると、当たり前のように助手席に乗った福山さん。

「一人暮らしをしていた時もありましたから。」

急に振られた話に、素直に答えてしまった。

「今日は俺の家で夕食作ってくれない?そばのスーパーに寄れば、何でもあるぞ。もちろん俺がちゃんと払うから。」

「当たり前です。」

私は思わず答える。

「じゃあ、それで良い?もちろん園も食べて行くだろう?」

「はぁ??」

何を言っているのか、福山さんは分かっているんだろうか。

「私は実家に居るんです。そんな必要もないし、福山さんにそんな義理もありません。」

私はムッとしてそう言った。

「別に外で食べてくるって連絡すれば良い事だろう?」

ここまで来ると、何を考えているのか福山さんの頭の中を覗いてみたい。

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