私の居場所
スーパーに買い物かごを持って入る福山さん。

「似合ってますね。」

ついそう言ってしまった。

「男一人だから、買い物ぐらいするぞ。」

何ともないような顔をしてスタスタとスーパーへ入っていく。

「園、俺はハンバーグが食べたい。」

もうお子ちゃまみたい。

「家には何が買い置きしてあるんですか。」

私はひき肉を見ながら、聞いた。

きっとたくさん食べるよね。

グラム数を確認しながらチラリと福山さんを見る。

「俺は料理なんてしないから、何にもないぞ。調味料も必要なら買え。」

そう言ってコーナーを移動した。

「でも1回限りなら勿体ないですよね。」

私は首を傾げた。

「えっ、園は何か勘違いしてないか?今日は最初の日であって、最後の日ではない。」
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