私の居場所
よく分からない言葉を吐く福山さん。

「これからはしょっちゅう夕食を作ってもらおうと思ってるんだぞ。変な所でけちるな。」

そう言ってこしょうも私が取りかけた小ぶりなものを返して、一回り大きなものをかごに入れる。

「何で私が福山さんの夕食を作りに通わなければならないんですか!」

福山さんはニッコリと笑う。

「俺がそうして欲しいから。でも味にはうるさいぞ、俺。」

この人、何とかして欲しい。

私は唖然と福山さんを見る。

「よろしくな。園。」

その優しい笑顔に、私は諦めるしかなさそうだった。

両手に大きな袋を抱えて私の後を付いてくる福山さん。

「園、少しは手伝えよ。」

後ろから声がする。

「それが今から食事を作ってもらう人の言葉ですか。」
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