私の居場所
私は振り返ってそれだけ言うと、立ち止まらずにそのまま駐車場へ歩いて行く。

「でも二人でスーパーに買い物なんて、何か良いな。」

買い物を車の後ろに乗せながら、福山さんは笑う。

何だかとてもかわいい笑顔。

私はその屈託のない笑顔にドキッとしてしまった。

「どうした?顔が赤いぞ、園。」

不思議そうな顔をして、私の顔を覗く福山さん。

「何でもないですよ。お腹空いてきませんか?」

私はそう話を逸らした。

「そうだな。早く帰って園の作るハンバーグが食べたい。」

そういう福山さんの様子に私は笑ってしまった。










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