乱華~羽をくれた君~Ⅲ【完】



「でも…羨ましいな。好きな人と両思いって…」



「優奈ちゃんも経験あるでしょ?元彼とは嫌な思い出もあったかもしれないけど好きで付き合ってたんだよね?」





優奈ちゃんは“うーん”と考えた後、



「…どうかなぁ、今までは告白されたから付き合ったりしたけど、自分から好きになって告白したことはないんですよね」



と、笑っていたけど少し寂しげな表情を見せた。



こんなにモテるのに…



今まで好きな人とかいなかったのかな…



あっという間にランチの時間が過ぎ、私達は急いで事務所へ戻った。



上司は陸さんだから多少遅れたって文句は言われなんだけど。




しかし事務所へ戻ると陸さんの姿はなくて。



そういえば午後は現場に行くって言ってたっけ。





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