Calender_Girl
僕は携帯電話をもっていなくて、メールする、なんてことも
できなかったので
公衆電話を探して、とりあえずサークルの仲間に電話しました。
吉井さんを呼ぶのもヘンなので、そのまま僕は上野駅に駆け込みました。
夜行寝台列車の車窓から、賑やかな上野の街が見え
ひとりで北海道に向かう僕は、なんとなく淋しかった。
それが、吉井さんへの恋心だったのかどうかは今となってはわからないのですけれど...。
いつもなら、わくわくするひとり旅も
なんとなく、沈んだ気持ちで。
北海道の旅を終えて、返ってきた僕に
旧サークルの仲間から贈り物が届いていました。
彼等のバンドのCDと、制作協力のお礼のワインでした。
手紙が沿えてあり、その手紙に
吉井さんの婚約は破談になった、と書いてあり
僕は驚きました。
理由は良く分からないのです。
とりあえず、メールを出しました。
なんて言って良いか解らなかったのですが、励まそう、と思いました。
返事はすぐに返ってきて、ありがとう、なんとかやっていきますから
心配しないで、とありましたので
僕はちょっと気になりましたが、とりあえず落ちつきました。