彩蒼〜SAISOU〜
「私は橘怜生!珖!よろしくっ!」
と、呼び捨てで呼ぶと
またもや驚く顔をしてククッと笑った
「ほんと面白いね、怜生ちゃんw
あ、理事長室ここだから。じゃあね!」
んー、やっぱり何が面白いのかわからない
「珖、ありがとう」
(あ、やっと本気で笑った。)
ふとそう思いながら、私は目の前の
理事長室と書かれたプレートの
ドアを力強くあけた
すると…
ガァバァァアアッッッ!!!!!
「!?!?」
目の前がなにかに覆われた
「うわぁぁ、久しぶりの怜生だぁあ
れーいーーーーーっっ」
うわ、うざい暑い重い
コイツかよ
「ちょっと、てっちゃん重い邪魔。
てか、なんでいるの?は?」