オトナの恋を教えてください
定時の18時を30分過ぎた時点で仕事の片がついた。
明後日はやっぱりいろはと都内の遊園地に行く予定だし、残りは明日の土曜に出勤して確認しよう。

パソコンをシャットダウンし、フロアに残る多くの社員に「お先に失礼しまーす」と声を張る。


「柏木ィ、合コンか!?今日のメンツはぁ?」


営業企画・代田橋部長のからかい声が飛ぶ。
みんなが笑う。
俺は平気な顔で乗っかって答える。


「そうなんですぅ。二丁目のお姉さんたちと」


女子社員からも男性営業からも笑い声と突っ込み。


「女だけじゃ飽き足らず、ソッチもかよ、柏木!」


「柏木さん、ヤダぁ!」


俺は自分史上最高に爽やかに手を振り、オフィスを後にした。

いいんだよ、俺のキャラなんてこんなもんで。

まともに恋愛する気がないのは、み~んな知ってる。

だから、どこまでも遊び人で通す。
< 131 / 317 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop