オトナの恋を教えてください
慌てて身を引こうとすると、私を守るように覆われていた柏木さんの手が、はっきりと私の背に回された。
そして、間もなく本当に抱き締められる。
書架の影、誰もいない休日のオフィス。
柏木さんの心臓の音が、胸に押し付けた頬に響く。
シャツの感触。
柏木さんのシトラスノートの香り。
少し顔をあげると、間近に彼の唇の近く、小さなほくろが見えた。
いつもセクシーだと思って見ているほくろだ。
柏木さんの長い指が、私の顎に触れる。そのまま押し上げられ、上向かされた。
至近距離にある柏木さんの顔がさらに近付く。
「………っ」
言葉を発する余裕はなかった。
柏木さんの唇が私の唇に重なる。
ほんの数秒の接触。
柏木さんはすぐに顔を離した。
「不意打ちでごめん」
少しだけ微笑んだ柏木さんは、なんだか緊張しているようにも見えた。
おそらく真っ赤になっているだろう私は、ただ頷くしかできない。
そして、間もなく本当に抱き締められる。
書架の影、誰もいない休日のオフィス。
柏木さんの心臓の音が、胸に押し付けた頬に響く。
シャツの感触。
柏木さんのシトラスノートの香り。
少し顔をあげると、間近に彼の唇の近く、小さなほくろが見えた。
いつもセクシーだと思って見ているほくろだ。
柏木さんの長い指が、私の顎に触れる。そのまま押し上げられ、上向かされた。
至近距離にある柏木さんの顔がさらに近付く。
「………っ」
言葉を発する余裕はなかった。
柏木さんの唇が私の唇に重なる。
ほんの数秒の接触。
柏木さんはすぐに顔を離した。
「不意打ちでごめん」
少しだけ微笑んだ柏木さんは、なんだか緊張しているようにも見えた。
おそらく真っ赤になっているだろう私は、ただ頷くしかできない。