オトナの恋を教えてください







社食で美野里と別れ、私はデータ管理部に戻る。

データ管理部のメンバーはすでに全員休憩を終え、デスクに揃っていた。


「三条さんお帰り。ほら、見て。山梨部長が買ってきてくれたんだよ」


吉永さんが私をミーティングテーブルに呼ぶ。
そこには美味しそうな瓶詰めのプリンがいくつも並んでいる。


「わ!プリン大好きです!」


「それならよかったよ。ま、たまたま小田急で北海道物産展をやっていたからさ」


山梨部長がたいしたことじゃなさそうに答えた。横から、宇都宮さんが顔を出して口添えする。


「最近、三条さんが頑張ってるから、ごほうびあげたくなったみたいだよ」


「部長、娘さんに使う手と一緒でしょう」
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