オトナの恋を教えてください
ワインもあけたのは、多少アルコールが入っていた方がいろはもリラックスできるだろうと思ったから。
俺も躊躇わずに済む。

アルコールに慣れていないいろはのために、スパークリングロゼの甘いワインを用意しておいた。


「ジュースみたいですね」


「だろ?」


「美味しいです、これなら飲めます」


そんなこと言っておきながら、いろははグラスで2杯飲んだだけだ。
酔ってはいなさそうだ。自制しているのだろう。

食後は二人でベランダに出て、少ない星を眺めたり、くだらない話をしたり。
たいして見たくもないけれど、バラエティ番組をつけてみたり。

そうこうしているうちに、夜もふけてくる。
そろそろだ。
変な言い方だけど、俺が誘った以上は俺がリードすべきだろう。
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