オトナの恋を教えてください
母を説得できず他の男性に嫁ぐ私は、今度は柏木さんを裏切るのだ。
たった一瞬だったけど心が通じ、未来を誓おうとした柏木さん。
大好きな人。
私の初恋。
嫌だ、離れたくない。
柏木さん以外の男性とウエディングベルを鳴らすなんて嫌だ。
だけど、もう手立てがない。
私はどうしたらいいんだろう……。
こつん。
そんな音が枕元で聞こえた。
私が顔を上げると、再びこつん。
窓の外、なにやら棒状のシルエットがチラチラ見え、引っ込んだ。
私はおそるおそる窓を開け、そっと棒の行方を追う。
私の部屋の左手にはマンションの外階段がある。
多くの住人がエレベーターを使うので、普段あまり人気がないその階段。
そこから伸びるステンレス製の棒を目で追うと、階段の手すりとなっている壁部分に乗り、片膝をついている人影が見えた。
たった一瞬だったけど心が通じ、未来を誓おうとした柏木さん。
大好きな人。
私の初恋。
嫌だ、離れたくない。
柏木さん以外の男性とウエディングベルを鳴らすなんて嫌だ。
だけど、もう手立てがない。
私はどうしたらいいんだろう……。
こつん。
そんな音が枕元で聞こえた。
私が顔を上げると、再びこつん。
窓の外、なにやら棒状のシルエットがチラチラ見え、引っ込んだ。
私はおそるおそる窓を開け、そっと棒の行方を追う。
私の部屋の左手にはマンションの外階段がある。
多くの住人がエレベーターを使うので、普段あまり人気がないその階段。
そこから伸びるステンレス製の棒を目で追うと、階段の手すりとなっている壁部分に乗り、片膝をついている人影が見えた。