オトナの恋を教えてください
「あのさ、いろはのお見合い相手って、お母さんの会社の部下とか?」
ついでだ。俺は気になっていたことを口にする。
もし、そうなら政略結婚に近い。
後継者選びとイコールなんだから。
いろはが首を振る。
「いえ、省庁勤めの官僚の方だって伺ってます」
思わぬ回答に俺は驚く。
官僚?
いろはは俺の疑問を察したのか、苦笑いで答える。
「母は私に三条コンサルタントを継がせる気はないですよ。経営に関わることもよく思わないでしょう。三条コンサルタントは母を支えてきた優秀な部下たちに譲るはずです」
「じゃ、おまえの結婚って……体のいい厄介払いにならないか?」
「それは違います。母は私に女としての幸せを与えたいだけなんだと思います」
いろははしばらく残りのつけ麺を食べる作業に没頭する。
放っておくと伸びて平らげるのに苦労するだろうとわかったようだ。
ついでだ。俺は気になっていたことを口にする。
もし、そうなら政略結婚に近い。
後継者選びとイコールなんだから。
いろはが首を振る。
「いえ、省庁勤めの官僚の方だって伺ってます」
思わぬ回答に俺は驚く。
官僚?
いろはは俺の疑問を察したのか、苦笑いで答える。
「母は私に三条コンサルタントを継がせる気はないですよ。経営に関わることもよく思わないでしょう。三条コンサルタントは母を支えてきた優秀な部下たちに譲るはずです」
「じゃ、おまえの結婚って……体のいい厄介払いにならないか?」
「それは違います。母は私に女としての幸せを与えたいだけなんだと思います」
いろははしばらく残りのつけ麺を食べる作業に没頭する。
放っておくと伸びて平らげるのに苦労するだろうとわかったようだ。