オトナの恋を教えてください
俺はしばしいろはに付き合い、麺をすする。
やがてちゅるんと最後の麺をすすりあげてから、いろはが答えた。
「母は父が亡くなってから苦労して会社を立ち上げ、私を育ててくれました。私が裕福で安定したお家にお嫁に行って、子どもを産み、妻として母として幸せに暮らすことが母の望みです。自分のような苦労をさせたくない。それは母から何度も言われています」
「お母さんの愛だから、望むとおりにしたいわけだ」
「母の役にたちたくて大学ではコンサルティングの勉強もしてみましたけど、母は私に戦力になってほしいわけじゃないですからね」
そう答えたいろはは少し寂しそうに見えた。
なぁ、お母さんの希望はわかったけど、きみの希望はホントにそれか?
さすがに無神経過ぎて、口にはできなかった。
やがてちゅるんと最後の麺をすすりあげてから、いろはが答えた。
「母は父が亡くなってから苦労して会社を立ち上げ、私を育ててくれました。私が裕福で安定したお家にお嫁に行って、子どもを産み、妻として母として幸せに暮らすことが母の望みです。自分のような苦労をさせたくない。それは母から何度も言われています」
「お母さんの愛だから、望むとおりにしたいわけだ」
「母の役にたちたくて大学ではコンサルティングの勉強もしてみましたけど、母は私に戦力になってほしいわけじゃないですからね」
そう答えたいろはは少し寂しそうに見えた。
なぁ、お母さんの希望はわかったけど、きみの希望はホントにそれか?
さすがに無神経過ぎて、口にはできなかった。