ずっと、傍にいてよねっ!
 やっぱり男子なんだなぁ、って思うような雑誌がゴロゴロ。



 まぁ、気にしないけどさ。



 ゲームソフトを一つの場所にまとめて、


 
 お菓子の袋を捨てて、マンガを棚に戻して…。




 10分も経たないうちに、大分綺麗になった。




 「待たせたな…って、なんかめっちゃ綺麗になってる……。」



 シャワーを浴び終えた浅葱が戻ってきた。



 「どうだ、私の女子力!」



 「ヤバイな。高すぎる。」



 「だろー?」



 言葉は全然女っぽくないけど、女子力はある気がする。



 事実、嵐が通っていったのかと思うほど汚かったこの部屋をこんなに綺麗にした。、




 「サンキュ。」



 浅葱が小さくお礼を言った。



 「部屋、掃除とか…しないの?」



 「年に、…3回くらい?」



 だめだ、こりゃ。



 「掃除の仕方、教えてあげる。」



 そこから20分は部屋の掃除や整頓に費やした。
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