続・俺様専属メイド!?
3rd☆Order
俺の隣にいろよ。
「翔……」
翔の部屋で2人。
大河にキスされてから数日経った。
でも、あたしの中の罪悪感は消えない。
翔は許してくれたけど、完全にあたしのミスだ。
油断しすぎてた。
翔とケンカにならなかったのは正直驚いた。
以前なら絶対にケンカになってすれ違ってた。
今回、それがないのが逆に怖かったりもする。
心の奥底では許してないんじゃないかなって。
本当は責めたいのに、我慢してるんじゃないかなって。
パソコンに向かってる翔の隣に行き、控えめにもたれ掛かる。
そんなあたしの頭を優しく撫でてくれる。
「最近甘えん坊だな」
笑っている翔だけど、不安な気持ちは消えない。
あたしってほんと、翔の前だと弱くなる。