続・俺様専属メイド!?
Last☆Order
無理して笑うなよ。
「やっと決めたんだな」
「はい」
季節は流れて夏は過ぎ、秋も中盤。
大河はアメリカに戻って行った。
でも、翔とはメールのやり取りをしているみたい。
あたしもたまにメールや電話をしてお互い近況報告をしている。
いろいろあったけど、良い友達になっている。
松永さんはまだこの学校にいるけど、翔が何か言ったみたいで突っかかってこなくなった。
「もうこれでいいんだよな?」
「はい。ご迷惑おかけしました」
「岡田じゃなきゃシバいてるからな。成績あるから、どこにでもいけるだろうし安心だけど」
「あはは」
苦笑いを先生に向けてから、この場を離れる。
やっと決めた将来のこと。