課長の独占欲が強すぎです。
それからしばらくして、ようやく泣き止んだ私は東さんと揃ってクロークルームを出た。
「すみません、パーティーの途中なのにこんな事につき合わせちゃって……」
「気にしないで。それよりメイク直してこないと、目元真っ赤だよ」
そう言われて、私は慌てて目元を押さえる。目元だけじゃない、きっと目も真っ赤だ。困ったな。
焦りながらメイクルームへ駆け込もうとした時。隣の階段から大きなシルエットがまっすぐこちらへ向ってきた。
「……和泉さん……」
近付くにつれどんどん表情が険しくなっていく彼を泣き腫らした目で見上げていると、和泉さんは私の横を通り過ぎ後ろに立っていた東さんの胸ぐらをいきなり掴んだ。