課長の独占欲が強すぎです。
「あのね、和泉さん。今日は私からも伝えたい事があるんですよ」
私がそんな事を言い出すと思ってなかったのだろう。和泉さんは不思議そうな表情を浮かべる。
背の高い和泉さんの服をクイクイと引っ張り、同じ顔の高さにまで屈んでもらうと、私は彼の耳元に口を寄せた。
照れくさくて小さな声でナイショ話のように伝えたそれは——
「和泉さん。私、赤ちゃん出来たみたいです」
どうやって伝えようか悩んでいた私のサプライズ。
和泉さんなら、きっと喜んでくれる。
そう思った私の考えは、やっぱり間違ってはいなかった。