課長の独占欲が強すぎです。

「そうか。なら、永遠に俺のものになれ」

 強引な科白と共に薬指に通されたのは……月明かりに煌くエンゲージリング。

 驚きと感動と、そしてこのうえない喜びが胸いっぱいに溢れ出す。

「和泉さん……!」

 嬉しくて、涙を滲ませながら大きな身体に抱きつくと、和泉さんは優しく抱きしめ返してくれた。

「和泉さん、和泉さん……大好きです。ずっと私を離さないで下さいね」

 甘えるように彼の胸に擦り寄れば、優しい手が愛おしさを籠めて髪を撫でてくれる。

「当たり前だ。お前が泣こうが喚こうが2度と離さない。覚悟しろ」

 彼らしい強気な愛の言葉にクスクスと笑いを零してから私は嬉し涙を拭うと、抱きしめられていた身体を少しだけ離して顔を見上げた。

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