公園であいましょう
「余計な事ですって!」
相沢さんの顔つきが変わった。
「たかが公民館の事務員のあなたに何がわかるの?
佐倉くんのそばをうろちょろして、、、目障りなのよ!
佐倉くんもなぜあなたをかまうのかしら、、
理解できない。」
「あなたなんか、佐倉くんの隣にいて、認められる日なんて
やってこないわ。
さっさとわかれなさい!」
怒りのあまり、ぶるぶるとふるえている相沢さんを見て
私はきっぱりと言った。
「私は、わかれません。」
その言葉を聞いた相沢さんは、かっと目を見開くとバックを摑んで
すばやく立ち上がり
「不愉快だわ。」
そう言って、ヒールの音を響かせて、歩みさって行った。
ヒールの音が遠ざかり、私はほっと力をぬいてソファにもたれかかった。
(相沢さんを怒らせてしまった。
次はどんな攻撃がやってくるんだろう)
ぼんやりと、そんなことを考えて座り込んでいる私の横に人影が立ち
声がふってきた
「お久しぶりです。桂木さん。」