公園であいましょう
私は後ろを振り返って、公園を見た。
ここですべてが始まったんだった。
ここで、ベンチに座るあなたを見たときから。
佐倉くんに手を引かれたまま、公園の門を一歩でて
私達は立ち止まった。
熱のこもった眼差しで、佐倉くんが私をみているのがわかる。
私は、すっと息を吸い込むと、佐倉くんの手をぎゅっと握りしめて
佐倉くんの体を押すように、左側に体を傾けた。
瞬間、佐倉くんの熱い大きな手が、私を引き寄せて
ふたりで一緒に歩き始める。
一歩、一歩。
戸惑いも、揺らめきも、もう不安なことは何も浮かばなかった。
私はもう一度だけ、公園を振り返る。
ありがとう、私のたいせつな場所。
公園でみつけた、私の大切な恋。
ーーー END ーーー

