公園であいましょう

  (言った、言いきった、がんばった私)

 
 二人とも無言になったけど、先に口をひらいたのは、佐倉くんだった。


  
   「じゃあ、彼女になればいい。それに委員長は確かに地味だけど
    なんの取り柄もない女の子じゃないよ。」

 

 私は、ぽかん、、と間抜けのように口をあけた。

  
  (今、なんて言った?、聞き捨てならない言葉がちらほらあった気が、、、。
   
   地味だって、、さりげなく地味って言ったよね。
   ああ、その前に何て言った? 
   彼女に、、彼女になればいいって、一体、誰が?誰の?)


 頭の中を、いろんな言葉が飛び交うが、ひとつも口から出てこない。
 

  
 まだ全然、頭の回路が、佐倉くんの言葉を解読できないうちに
 にっこりと笑った佐倉くんが、再び口をひらいた。


   
   「つきあおう、俺達。、、、、よろしく、委員長。」
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