殺し屋の憂鬱
−−あとかたもなく、消して欲しいのですが−−


「おいおい、そんなに汚れてるのかよ。ったく近頃のやつらはろくに掃除もできねぇってか。」

源さん↓

−−字がよめなかったのか?俺はこの道のプロだ−−

まぁ、今日からですけど


返信がきた↓

−−失礼しました。依頼致します。−−


「きたきた!」


源さん↓

−−ターゲットは?−−

「どこを掃除するか。大事だからねぇ!」



返信がきた↓

−−私です−−


「…なんだ?」

源さんは呆れて返した。あくまでもイケメンのセリフをマネして


−−承知した。このアドレスに住所を送れ。1分以内だ−−


−−わかrました−−


変換がミスしてある。どうしたのだろうか?しかも


わかっちゃった…。

とりあえず念を押してもう一度


−−ターゲットに間違いはないな?−−


書いた。もう返信はなかった。

代わりに携帯がなった。


タイトル:苦しまずに

本題:タイトルの通り、お願いします。もう、この世に未練はありません。今夜、24時にお待ちしております。住所は… 」
    』

源さんは携帯を落とした…

「スイーパー違いじゃねぇか…。こいつぁ、やべぇ…」


源さんは急いでこの物騒なホームページを削除した
< 5 / 20 >

この作品をシェア

pagetop