私なんかが逆ハーだなんて!!

後ろを確認するとあの男の人が私の服の裾辺りを掴んでいた。

「……え。」

ナンダコレ。

何してんの?!


男の人を思わず見つめる。

「ちょっと丁度良いから頼みがある。」

「な、何でしょう。」

すると男の人は言いづらそうな顔をする。

この顔、きっとなんか傷付く事言われる。

私のドクドクとなる心臓の音に飲み込まれていく。


「学食の、限定のやつを、あれは女子限定でだな。他から頼まれたんだけど…。」

「ああ!はい。あのスイーツですよね!
私で良ければ代わりに買いに行きますが…。」


学校の女性限定スイーツ。
美味しいと評判だ。


「助かる。」


でも、なんか思ってたより怖くなくて良かった。

そうと決まれば早く済ましてしまおう。

なんだか心地悪い。


学食でそのスイーツを代わりに買って去るつもりだったのだ。
でも、流れで私は今学食のテーブルにあの人と座っている。


「…………………。」


初めてのシチュエーション過ぎてどうすればいいか分からない。



< 7 / 9 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop