私なんかが逆ハーだなんて!!
後ろを確認するとあの男の人が私の服の裾辺りを掴んでいた。
「……え。」
ナンダコレ。
何してんの?!
男の人を思わず見つめる。
「ちょっと丁度良いから頼みがある。」
「な、何でしょう。」
すると男の人は言いづらそうな顔をする。
この顔、きっとなんか傷付く事言われる。
私のドクドクとなる心臓の音に飲み込まれていく。
「学食の、限定のやつを、あれは女子限定でだな。他から頼まれたんだけど…。」
「ああ!はい。あのスイーツですよね!
私で良ければ代わりに買いに行きますが…。」
学校の女性限定スイーツ。
美味しいと評判だ。
「助かる。」
でも、なんか思ってたより怖くなくて良かった。
そうと決まれば早く済ましてしまおう。
なんだか心地悪い。
学食でそのスイーツを代わりに買って去るつもりだったのだ。
でも、流れで私は今学食のテーブルにあの人と座っている。
「…………………。」
初めてのシチュエーション過ぎてどうすればいいか分からない。