新選組へ ~ 連理之枝 ~
藤「大変-!!」

スパンッ

藤「あっ 失礼しました
佐々木殿がおいでとは・・・
あっ!!
局長!副長!大変です!
琴菊を身受けしたいと
男が来たそうです!!
例の火薬の奴では?」


土「捜す手間が省けたな!しょっ引け!」

俺「いえ、身受けして貰いましょう
どこに火薬類があるか、連れて行って貰いましょう!
そして、出入りしている者を調べれば
さらに、企みに近づけるやも」

佐「身受けだと?」

近「これには訳がありまして・・・」

近藤さんが説明している間に、佐々木さんから逃げる


「なんです?あの人?」

小さな声で、土方さんに問う


「気にするな」


記憶が無いフリも、楽じゃねぇな


「今、屯所を抜けけられないし
体調不良だと伝え、5日ほどのばしましょう!」

「そうだな」

「わかった!伝えてくる!
誠、いいのか?」

「うん、大丈夫!平助のお守りもある!」

佐「ほおーそのように、仲むつまじいとは、驚いた!
誠がねぇー!?」

俺「平助とは、旅をした仲ですので
何か問題でも?」

佐「いや
木彫りの紅葉と桜どうしてる?」

俺「え?どうして佐々木殿が、ご存知で?
あれは、とある姫君からのいただき物です!大事に仕舞ってあります」

佐「持ち歩け!」

俺「どうしてですか?」

佐「・・・」


首を傾げてから、土方さんに向かって

「山崎さんの手伝いをします」

そう言って、部屋を出た


近藤さんは、近頃危ないから辞めろなど
言わなくなった

信用されたのか、諦めたのか

見放されたのか、不明だが


新選組の為に役に立ちたい


他に行くとこ無くなったからな・・・




< 113 / 323 >

この作品をシェア

pagetop