新選組へ ~ 連理之枝 ~
朝早くから、大砲が鳴り響く

御所に打ち込まれたのだ

新選組、出陣!!

夏風邪もまだ収まりきっておらず

とにかく人手不足

山南さんと怪我人の平助に、屯所の警備を任せて

近藤さんについていく

「総司、本当によかったのか?」

「もちろんです!」

万全とは、言えないが動けると言い張り

参加することになった


御所の近くに到着し、陣を取る


忍装束の人物が近づく


近「誠!?」

頷く


心強い

沖「誠くん!!この前は、ありがとう!」

ぺこりとお辞儀をする

近藤さんが、誠を抱きしめる

近「誠は戦わなくていい!!」

沖「うん!今日は、僕も体調いいですし」

俺「どうする?」


「やります」


ん?少し誠に違和感を覚えた

仕草や、歩き方は誠そのもの

気のせいか?


永倉や原田も追いついた


永「誠!!へへっ頼もしいなぁ!!」

原「お前、小さくなったか?」

「なってません」

顔を隠しているのは、会津にバレない為だろうけど


斎「副長、到着しました!
誠!!帰って来たのだな!?
おかえり」

沖「一くん、ここは屯所じゃないよ?」


俺「おいおい!遊びじゃねぇんだ!
いいか!?怪我なんかしたら
許さねぇぞ!!」

沖「はぁ~い」

ゴン

「「「「はい!」」」」

「よし!!」


沖「土方さんの手は、鉄のようですねえ
いったぁい」


緊張感がなさすぎる!!

計画を阻止して、全員無事に帰る!!


誰も、怪我なんかすんなよ!!
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