新選組へ ~ 連理之枝 ~
あっという間に日が暮れて、夕餉

町の火事が、ようやく消えたと

その話題で盛り上がった



僕は、明日から誠くんに

なにをしてあげれるかなと

頭の中でぐるぐると考えながら

夕餉を食べていた

「俺のおかず!!」

「残してたろ!!」

「最後の楽しみにとってたんだ!!」

「悪ぃ嫌いなのかと…」

「コノヤロ-!!」


いつも、優しい永倉くん
ご飯時は、だいたい原田くんと喧嘩
毎度毎度、賑やかだ…


あっ



これだ!!




ふふふっ




「総司・・・気持ち悪いぞ」


一くんが横で、僕を奇怪な者を見る目で

見ながら言った


「一くん、明日は非番だよね?
つき合ってくれない?」

「甘味屋なら、断る」

「違うよ!誠くんと、出掛けようかなって!嫌ならいいよ!」

「行く!!」


一くんにしては、珍しく張り切った
返事だった



楽しみだなぁ




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