新選組へ ~ 連理之枝 ~
「土方さん…俺、言わないつもりだったんだ

もう、会えない」



誠の目から涙が流れる



「知ってるよ、佐々木殿が言ってた」

「佐々木の言ってる意味じゃなくて…
その… 土方さん… ごめん何でもない」


何でもない奴がなに号泣してんだよ

顔を覆う手を掴み押さえつけた

「何でもなくねぇだろ?俺が頼りないか?
言ってくれ!!」


「・・・だってぇ」



はぁ~




「誠のだっては、もう慣れた!
大丈夫!言え!言わないなら、襲うぞ!」

「えぇ? …ひゃっ…やめ!!」

「言うよな?」

首筋を舐めて、口づけをする寸前でやめた

誠が話し出すまで待った



「俺、偽物なんだ…睦仁の身代わり?
本物が、俺を解放してくれるって
だから、どこか遠くで記憶を消そうと思う
そしたら、力も使わなくていいから…」

「力使うのきつそうだもんな…」

「…うん 好きな人以外とするもんじゃないね」

「ごめん」

俺は、誠の上から退いた


「この気持ちも忘れちゃうのかなぁ~」

「この気持ちって?」

「寝ましょう?」

「おう」







はぐらかされた気がする












本当、誠を抱きしめるとよくねれる





















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