新選組へ ~ 連理之枝 ~
スパーーン

「朝飯出来たっつってんだろ!!」


「「はい!!」」


すっかり、ご機嫌斜めの誠の後を追って

広間に行く


「せっかく作ったのに、冷めちまったよ!
くそ佐々木が!!」

「なんで、俺だけなんだよ!!」

「うるさい!さっさと座れ!!」



ん~ 女かよ?


ゲシゲシと佐々木殿を蹴り、男らしくドシッと
座る誠が、かっこよくて


見惚れていた


「夏弥?もう1日、ここにいるか?」

「てめぇが、サボりてぇだけだろうが!」

「それもある!!」

「はっきり言うなよ!首にするぞ!!」

伊「あら~ もう1日くらい、いいじゃないですかぁ~
ねぇ!?土方さん?」

!!!!!!


なんで俺!?


「いたいだけ、いりゃいいと思うぜ」


皆がわいわいと盛り上がった


「おい!誠の気持ちも聞けよ!!」


くすくすっと笑って


「もう、1日いよっかな?」


さらに、わいわいと盛り上がった

こんなに騒がしい、朝も久しぶりだから

俺も笑っていた



誠が女だと、すっかり忘れていた









俺の頭は、案外お気楽なようだ




誠風に言うと




だって





嬉しいから!! だな…



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