君に捧げる花束を
「みのりん、高1の最初らへんに、ちゃかたと付き合ってたんだよ〜」
渚波ちゃんもつけまつ毛をいじりながら事も無げに言った。
「全然、珍しくないよ、坂田君の彼女。ひとクラスにひとりは必ずいるんじゃない?」
佳織ちゃんの苦笑いに、野風も嫌悪をあらわにして鼻にしわを寄せて白い視線を送る。
「うわ、ちゃらいなー…。」
「なんで別れちゃったの?」
まりあのストーレートな質問にも、美乃莉ちゃんは動揺することなく涼しい顔で答えた。
「好きじゃなかった。」
「うわー、うわーっ。」
坂田君が笑いながら抗議した。
「まじひでぇ。」