君に捧げる花束を






唐突な函南君の言葉に、意味が飲み込めなくて、何度も瞬きをした。




「それと、俺の事知っていくうちに芦屋さんが俺の事嫌いになるかもね。」






函南君は、黒い瞳にきらきらいたずらっぽい光を浮かべて、不敵に笑った。







どっきーん!!!その笑顔、すすす素敵です…!





じゃなくって!







「それはないよ!私、函南君の事、嫌いになったりしない!」










「……なんで?」








なんで…?



< 6 / 229 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop