幸せそうな顔をみせて【完】
小林主任と中垣主任研究員と私。それと、尚之も一緒に搬入の確認を終わらせた。段ボールに積み込まれた商品は整然と並べられ、その中の一番手前の箱が開いていて、それで検品をしたようだった。これで今日の仕事は終わり。後は会社に戻るだけとなっていた。
「では失礼します」
小林主任の言葉に合わせて頭を下げると、尚之が静かに話し出したのだった。私の頭の中は納品という仕事を終わらせたのでホッとしていたのに、急に降り注ぐ尚之の言葉にどう反応していいのか分からない。確かに私と尚之は大学の同級生で今回もその流れでこの仕事の話しが来ている。でも、私と尚之は付き合っていたという関係でもある。
「すみません。小林さん。瀬戸さんと五分くらい話をしたいのですが、いいでしょうか?」
副島新のことを考えると二人で話すのはよくないと思うけど、本当に具合の悪い時に助けて貰ったからそのお礼もしないといけない。でも、今は…仕事中。それなのに小林主任はニッコリと笑い、私を見つめた。
「瀬戸。先に車に戻ってる。時間がかかるなら連絡してくれ。先に帰るから」
「はい」
小林主任と中垣主任研究員が行ってしまうと、尚之はクスクス笑いだす。さっきまでの尚之とは全く違う私がよく知る尚之だった。さっきまでの真面目な姿は私の知らない尚之の一面でもある。
「そんなに怖い顔するなよ」
「別に怖い顔とかしてないけど」
「では失礼します」
小林主任の言葉に合わせて頭を下げると、尚之が静かに話し出したのだった。私の頭の中は納品という仕事を終わらせたのでホッとしていたのに、急に降り注ぐ尚之の言葉にどう反応していいのか分からない。確かに私と尚之は大学の同級生で今回もその流れでこの仕事の話しが来ている。でも、私と尚之は付き合っていたという関係でもある。
「すみません。小林さん。瀬戸さんと五分くらい話をしたいのですが、いいでしょうか?」
副島新のことを考えると二人で話すのはよくないと思うけど、本当に具合の悪い時に助けて貰ったからそのお礼もしないといけない。でも、今は…仕事中。それなのに小林主任はニッコリと笑い、私を見つめた。
「瀬戸。先に車に戻ってる。時間がかかるなら連絡してくれ。先に帰るから」
「はい」
小林主任と中垣主任研究員が行ってしまうと、尚之はクスクス笑いだす。さっきまでの尚之とは全く違う私がよく知る尚之だった。さっきまでの真面目な姿は私の知らない尚之の一面でもある。
「そんなに怖い顔するなよ」
「別に怖い顔とかしてないけど」