幸せそうな顔をみせて【完】
自信に満ちた言葉で締め括くられた中垣主任研究員の説明が終わり、小林主任が今後のことを纏めたところでちょうど商品の搬入が終わってしまった。搬入の終わりの知らせが来ると小林主任はニッコリと笑う。その微笑みは穏やかなのに自信に満ちていて、小林主任は今回の契約に対しての手応えを感じているのだろう。
中垣主任研究員の説明を聞けば誰もが納得する。それだけの知識と熱意が込められていた。
尚之はどう感じたのだろうかと視線を移すと、真剣な表情を浮かべ、持ってきたパンフレットと説明書を見比べている。これから搬入した商品を使うのだからだと思うけど、それにしても真剣な表情はやはり契約を期待させる。業界でも評判の商品であり、私がその会社に居たからこその今回の取引となった。でも、金額的に合わないし、それに見合うだけの成果が分からない状態だったので断わられる寸前だった。
でも、今の説明を聞き、実際に商品を使ってみたら中垣主任研究員の説明が間違いではなかったと分かるはず。
「今日はわざわざありがとうございます。では一ヶ月後にもう一度お伺いします」
小林主任や中垣主任研究員が立ち上がると同時に私も一緒に立ち上がり頭を下げた。商品の搬入をしているちょっとの時間だったけど、話の内容の密度では一般の営業が一時間以上掛けたものよりも分かりやすく、もっと話を聞きたいと思うものだった。
私は正直、自分の甘さを痛感していた。今までの私の仕事は子どものお使いレベル。まだまだ勉強も経験も足りない。
中垣主任研究員の説明を聞けば誰もが納得する。それだけの知識と熱意が込められていた。
尚之はどう感じたのだろうかと視線を移すと、真剣な表情を浮かべ、持ってきたパンフレットと説明書を見比べている。これから搬入した商品を使うのだからだと思うけど、それにしても真剣な表情はやはり契約を期待させる。業界でも評判の商品であり、私がその会社に居たからこその今回の取引となった。でも、金額的に合わないし、それに見合うだけの成果が分からない状態だったので断わられる寸前だった。
でも、今の説明を聞き、実際に商品を使ってみたら中垣主任研究員の説明が間違いではなかったと分かるはず。
「今日はわざわざありがとうございます。では一ヶ月後にもう一度お伺いします」
小林主任や中垣主任研究員が立ち上がると同時に私も一緒に立ち上がり頭を下げた。商品の搬入をしているちょっとの時間だったけど、話の内容の密度では一般の営業が一時間以上掛けたものよりも分かりやすく、もっと話を聞きたいと思うものだった。
私は正直、自分の甘さを痛感していた。今までの私の仕事は子どものお使いレベル。まだまだ勉強も経験も足りない。