【続】キミとひとつになれたら
頭上から呆れたような声がして、上を向くと、そこには腕を組んで僕を見下ろす人物が。
「四ノ宮くん!!どこに行ってたの?探したんですよ?」
「探してくれって頼んでない」
「もう……冷たい、ですね」
あれ?
四ノ宮くんの服が汚れてる?
おまけに顔にも何か付いてる。
あ~、もしかして……。
「殺しちゃったんですか?……藤堂麗を」
「……まぁ」
「やっぱり!あの女は目触りでしたから、殺して正解ですよ!さすが四ノ宮くん!」
肩をポンポンと叩いたら、露骨に嫌そうな顔をされた。
でも僕は、あなたを尊敬してるんです。
心から崇拝してます。
だってあなたは素晴らしい人だから。