藤くんが今日も冷たい件について(仮)【完】
「美波ちゃん~!」


「さっ、佐伯さん!」



いきなり佐伯さんから話しかけられビビる私。



「借り物競争大活躍だったね!」


「えっ?そうかな…」



てか、12人中5位っていう微妙な順位だったんだけど。



「てかてか、いま何見てたの?」



可愛い顔をした佐伯さんは、何やらワクワクした表情で、私が見ていた方向へ目を向けた。



「あ~!分かった!景山君だ!」


「えっ、いや、違っ」



いや、合ってるんだけど、何か違うというか…


なんだかとてつもなく嫌な予感。



「そっか~、やっぱ美波ちゃんって!うんうん。大丈夫!私、誰にも言わないから!また二人だけの秘密ね」


「いや、秘密にしなくて大丈夫!本当に違うから!!」



またまた恥ずかしがってと言ってくる佐伯さん。


完全に勘違いしてる。


天然美人もここまで来るとお手上げだ。


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