藤くんが今日も冷たい件について(仮)【完】
「お前らいつからそんなに仲良くなったんだよ」


背後からのイケメンボイス。



「あっ、拓也〜!」



藤くんだ。



「最近仲良しなんだよね〜」


と言いながら私に腕組みをし、首を傾げながらニコッとしてくる佐伯さん。

可愛いな。

可愛いけど、うちらそんなに仲良くないんだけど。



「藤くん、次リレー頑張ってね。心から応援してるね。一番になってね」



「一番って…そんなやる気ねぇよ。誰もそんな本気でやるヤツなんていねぇんだから」



「拓也、何言ってんのよ〜昔から足速いじゃん!ね!美波ちゃん、一緒に応援しようね〜!」



「…うん」


やばい。
佐伯さんのテンションについていけていない自分がいる。


「はいはい。じゃあ、俺行くわ〜」



両手をメガホンかの如く使用し、ファイト〜と言っている佐伯さん。



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