甘い彼。
思い出を塗り替えて

遊園地

「おはよ桃っち!服は僕の貸すよー」


朝、早めに起きてリビングに行く。


そこには瑠羽ちゃんの姿。


「おはよ瑠羽ちゃんありがとう」


「僕セレクトの服だよー」


ピンク基調の膝丈ワンピースに、

淡い水色のカーディガン。


そして黒のタイツを用意してくれていた瑠羽ちゃん。


「メークもしてあげるから〜、さぁ朝ごはん食べて食べて」


「はぁい、望月おはよう今日のご飯も美味しそう」


キッチンから出てきた望月に朝の挨拶をする。


「おはようございます桃羽、喜んでもらえてよかった」


「おうおう!はよー!桃羽ちゃん!おまけに望月と瑠羽」


意外と早くおきてきた秋良くん。


おまけ、と言う言葉に望月と瑠羽ちゃんがブーブー言っている。


「ちょっと秋っちー?おまけ?なぁにそれー」


おこおこな顔でそう言う瑠羽ちゃん、それでも可愛いなぁ…。


「あはは、誰がおまけなの秋良?殴るよ?」


……望月ってそんなキャラなんだ、笑って言うから余計怖い…。


「ふふっ、おはようございます秋良くん」


秋良くんも加わって皆で朝ごはんを食べる。


わちゃわちゃとした雰囲気の中雅が起きてきた。


わあ、雅の寝癖すごいことになってる。
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