立花課長は今日も不機嫌
突如、背後から掴まれた手首。
――!?
驚いて振り返ると、そこには――……
「――立花さん!?」
思いもよらない人物が立っていた。
一瞬、他人の空似かと思ってしまったけれど、紛れもなくそれは立花さんで、二度に分けて心臓が飛び上がる。
「どうしたんで――」
「どういうつもりだ」
私の言葉を遮って、立花さんの鋭い声が飛ぶ。
どういうって……?
岩瀬さんの方をチラ見すると、岩瀬さんはそれほど大きくないはずの目をいっぱいに見開いて驚いていた。