最高の恋の見つけ方
電車が終点の江ノ島で止まる。



見つめあってから、降りる私たち。



「こんな風にもう一度、葵くんを眺めることができるって、思わなかった」



「どうして?俺たち、恋人同士でしょ」



ようやく、ゲームのルールに気づいた。



「ああ、そうだったね、そうだね、葵くん」



手を繋ぐ。葵くんの手は、いつも綺麗な純の手とは、ちょっと違って、少し汗ばんでる。懐かしい、感触。



二人で、神社に向かう。途中、たくさんの食べ物屋や、お土産屋さんがある。




「あ、猫、今日一匹目だよ、絵里ちん」



「わあ、茶トラボブちゃん」



駆け寄って、なでる。ここら辺の猫はみんな良く慣れてて、茶トラも私に擦り寄ってきた。


ごろごろのどを鳴らしてくる。









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