最高の恋の見つけ方
「だから、純と別れます」


純の目をしっかりと見てしゃべった。心変わりすることはないんだと、自分にも、純にも言い聞かせるために。



「ごめんなさい」


純は、下を向いた私の頭を、優しくなでる。



「幼馴染とは、よりを戻さないの?」



「戻さないよ、誰とも付き合わないよ」



「じゃあ、どうして別れなきゃいけないの?」



「純のこと、ちゃんと好きだったよ、会ったらいつもどきどきしたし、今だって、どきどきしてる。でも、やっぱり駄目なの」



「俺じゃ駄目?」



「純といたら、誰だって、ドキドキするし、好きになると思う。でも、私にとって、葵くんは、違うの」



「でも、より戻さないんでしょ」



「戻らないよ、でも、付き合うんだったら、葵くんとしか、付き合えない。好きなの、葵くんの為なら死ねるから、私」



「もしも、葵くんが事故にあって、車椅子になったら、私一生葵くんの車椅子、押すよ、一生、世話できる。葵くんが、私のことだけ頼ってくれるなら、むしろ嬉しいくらいだもの」









< 122 / 147 >

この作品をシェア

pagetop