最高の恋の見つけ方
ベッドでまどろんでいると葵くんがふと、つぶやいた。


「俺、絵里が居ないと、一人じゃ歩けないかもしれない」


「絵里と抱き合ってるときだけ、心も身体も一つだって思える。離れてると、不安なんだ」




「絵里はいつも言うでしょ、俺たちは心は一つなのに、間違えて二つの身体に生まれてきたって」



「それも、お隣同士に」


「神様が、少し間違えたのかな?」




「でも、そのおかげで、こんなに葵くんを愛しく思えるんだよ」



「いつも、不完全みたいに感じてる」


「どうしてだろう?」



「絵里を監禁したいって思ったら、おかしい?」



「私が、葵くんのポケットに入るくらい小さかったら、そんな思いさせなかったのかな、ごめんね」



「今だけ、全部俺に拘束されて。愛してるから」



「私だって、もっと愛してるよ」


私たちはまた愛し合う。葵くんの愛はどこまでも大きくて、熱い。



結論をだすのを先延ばしするのは、そろそろ限界かもしれない、私は心の中で、つぶやいた。
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