最高の恋の見つけ方
「いつもこんなことしてるの?」


艶っぽい目をして、純が言った。



「してないよ、彼氏がいるの。他の人とはしたことないよ」



「何で、壊したいの?」



「わかんないよ、でもこのままじゃいられない」



「絵里は、俺のこと、好きでしょ?」



純はからかうように言った。




「好きじゃない、好きじゃないけど、」



「何?」



私は制服のジャケットを脱ぎ捨てて、ネクタイを外した。




「欲情してるよ」



スカートを脱いで、下着だけになった私を、純は呆然と眺めた。

それから、床に落ちていた私のネクタイを手に取った。


「絵里を壊してあげる」


純は私の両腕をネクタイで縛って、自由の利かなくなった私にキスした。


私たちは、その夜、初めて結ばれた。
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