最高の恋の見つけ方
葵くんの家に行くと、ママが出迎えてくれた。



葵ママはちょっと寂しそうに微笑んだ。私も同じような笑みを浮かべる。


何も言わなくても、私の好きなアールグレイの紅茶をだしてくれるママ。



「絵里ちゃん、引っ越しちゃうんだって?」



「うん、ごめんね、自分から、報告しなくて」



「いいのよ、遠慮してくれてたんでしょ」



「なんか、合わす顔がなくて」


ちょっと、涙がでてきそうだった。



「そんな風に思うことなんか、ないんだよ、絵里ちゃんは私の娘なんだから。葵は葵、絵里ちゃんは絵里ちゃんだからね」



「ごめん、ママ」


ママが私を抱きしめてくれた。


「絵里ちゃんは私の娘だから、これからも頼って欲しいの」


ママが、涙声で私に言った。

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