最高の恋の見つけ方
二人で泣き崩れる。



「私ね、ずっと、葵ママに会えなくて、寂しかったよ」


「わかってるから、いいのよ。葵のこと、考えてくれてたんでしょ。言いたいこと、あったら、相談のるよ、ママだからね」


優しく、私の頭をなでてくれる葵ママ。



「ごめんなさい、私、葵くんと会えなくなってから、つらくて、つらくて」



涙で、言葉にならない。



「私が悪いのに、私、葵くんのこと、忘れられなくて」




「他に好きな人ができたんじゃないの?」



「違う、それが理由じゃないの」



「そうじゃないの、私は」


「葵は、そうだと思ってるみたいだけど」



「そうだけど、そうじゃない」


私は首を横に振った。
< 87 / 147 >

この作品をシェア

pagetop