最高の恋の見つけ方
「1番は、椎名です」



後藤君が、もじもじしながら、教えてくれた。



椎名は葵くんの苗字だ。



「葵くん、私のファンクラブ会員番号1番だったの?」



「1番兼、会長です」


山本譲君が、言った。



「ああ、じゃあ、確かに告白は随分前に済ませてるわね」


ゆいが、遠い目をした。



「はあぁ、葵くん、元彼なのに、なぜ」




「どうせなら、もう一回、会長からも告白して欲しかったよ」



ぼそっと、言う、氷川きよと君。


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