スキとかキライとか。
「てか、二股って……!」
私は怒りを覚えた。
望月さんは蓮斗さんのことをいつも自慢してたのに、いつも幸せがっていたのに。
「悪いと思ってるよ?二人には。けどさ、恋愛て重ければ重くなれ程……疲れんじゃん?傷付いて、泣いて」
「それがいいんじゃないの?これを繰り返して、本当に恋愛になるんじゃないの?蓮斗さんは分かってないよ!」
そんなんじゃ、ダメだよ……。
私は蓮斗さんを昔の自分と重ねてしまって、説教みたいになってしまった。