あの星の向こうへ
「けど、すぐ帰ってこられるんでしょ?」

私がそう聞くと、2人は寂しい表情を浮かべた。

「それがね・・・? なんだか本当にヤバいみたいで、本部から電話があったのよぉ」

「今日中に帰るのは無理なんだってさ。女王と王がいないと契約してるコックやメイドも
 一時仕事停止になる。で、メイドたちの中でも長くこの城に務めてきたあたしとシルビアが
 城に残ることになったんだ。ごめんな、お嬢。寂しいだろうけど、明日には戻れるみたいだからさ」


そう言うと、オリビアは淋しげに少し微笑んだ。
こんな2人は見たことがない。

(2人も心配してるんだろうな)


「ううん、全然へーきよ! ほら、夜ご飯3人で食べようよ。3人なら寂しくないよ。
 ママたちもきっと無事だし明日まで待とう」
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