月影の涙Ⅱ~私はただの人形~【完】
そうだ。このタイミングで聞いちゃお。僕が気になっていたこと。



虎牙「稀月ー?」

稀月「なんですの?」

虎牙「ま、前に言っていた

『わざわざ帰ってきてあげたのよ!』

ってどういう意味?どっかに行ってい
たの?」


稀月「あ、あれは、私は留学と仕事をするため
に海外へ行ってたんですわよ。」

虎牙「あ、そうだったんだ。」

稀月「そうですわよ。」






稀月「んー。暇だぁ〜」



急に伸びをしてそう吐く。




稀月「あっ、そうだ。私、用事があるから少し
行くわね。あと!絶対に部屋から出ない
事!」

虎牙「へ、部屋からも?」

稀月「絶対にでちゃだめよ?(´ㅍωㅍ`)」






ゾクッ さ、殺気が、半端ない。





虎牙「わかったよ。」








(・ω・ノノ゙☆パンッパンッ




執事「お呼びでしょうか。」

稀月「2日早いけど今日やるわよ。」

執事「い、いきなり今日ですか?」

稀月「嫌なの?」

執事「い、いぇ。では例の部屋にまとめさせま
す。」

稀月「わかったゎ。私も準備が、出来次第向か
うゎ。」

執事「了解しました。」





稀月「じゃあ私は行くから!絶対に出ない事」

虎牙「はぁ〜い。」





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